姫路で春を告げる食材はといえば「いかなご」です。「いかなご」といっても、私たちが好んで食べるのはその稚魚で西日本では「シンコ」、東日本では「コウナゴ」と呼ばれます。
もっとも有名なのは『いかなごの釘煮』で、このシンコを醤油と砂糖で甘辛く煮たもので、この釘煮をごはんの上に乗っけて生卵を落とすとたまらないうまさです。ちなみに私が好きなのは『いかなごの釜揚げ』で、これもごはんの上に乗っけて生卵を落とし、醤油とわさびでいただきます。最近は「生シラス丼」なるものが登場していますが、これは生のシンコを乗っけたもので、新鮮なシンコが手に入る姫路ならではの食べ物といえるでしょう。
はて「シンコ」と「シラス」は何が違うのでしょう?WIKIPEDIAによれば「シンコ」はいかなごの稚魚、「シラス」はいかなごやいわしの稚魚の総称ということです。いかなごはスズキ目ワニギス亜目イカナゴ科の魚類で成魚はフルセとも呼ばれますが、実はこのフルセが実は美味しいのですが、それは姫路に来てからお楽しみください。