中曲輪西方の材木町にあり、すぐ西方にある市ノ橋にちなんでこの名があります。外門は西向きに開かれ、脇門付き高麗門で桁行3間(約5.4㍍)・袖間1間1尺5寸(約2.3㍍)・明き10尺(約3㍍)。内門は北向につくられた脇門付き櫓門で、桁行8間4尺(約15.1㍍)・梁間2間半(4.5㍍)・
明き10尺5寸(約3.2㍍)・脇門明き3尺5寸(約1㍍)・外門の南に桁行2間1尺(約3.9㍍)・梁間1間半(約2.7㍍)の出番所、北門内に桁行4間半(約8.1㍍)・梁間2間2尺5寸(約4.4㍍)の番所があった。いずれも瓦葺(姫路市史15巻)一名を老松門といいました。(多田初治)
しかしこの門跡は姫路城南線敷設のために取り壊され、さらに積み直されており、当時の形状を知ることはできません。