関西電力

関西電力
姫路電燈株式会社が明治30年(1897年)、大蔵前町に創立した。姫路市内の電燈用として電力60キロワットを供給したのが始まりで、明治43年(1910年)、姫路水力発電株式会社と改称した。水力発電によって中播・西播にも供給するようになる。
大正7年(1918年)8月の米騒動のとき、同社の職工・人夫100余名が米価の高騰を主な理由として三割方の値上げを会社側に要求してストライキを行っている(「神戸又新日報」大正7年8月)。
大正15年(1926年)、同社は中国合同電気株式会社と合併して同社姫路支社となる。昭和17年(1942年)、国策に沿って関西電力株式会社姫路支社となり目まぐるしく変転しながら発展を遂げていった。
(「ふるさと城南ものがたり」昭和58年刊)